社長の勉強をすませて生まれてきた人がいる?

こんにちは。税理士の堀です。

 

今まで税理士としてたくさんの経営者さんにお会いしてきましたが、

ときどき、輪廻転生というものを感じるときがあります。

なんだかスピリチュアルな感じになってしまいますが、

「前世で社長に必要な考え方を勉強してきたんだろうか?」

と思ってしまうような方に出会うことがあるんです。

 

私を含め、多くの人は、

もともとは未熟で自分の損得ばかりを考えてしまうけれども、

ビジネスを通して成長していきます。

「今の考え方では成功できない」と気が付くんですよね。

お客様の不都合を解消するために

損得抜きに自分のできることをやっていく、

それが成功の秘訣なんだと、経験を通して学んでいくわけです。

 

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ところがたまに、その多くの人が時間をかけて学んでいる秘訣を、

なんの経験もなしにもともと実践している人がいるんです。

 

そういう人は、ビジネスを始めたとき、あるいはそれ以前からすでに、

自分の損得を考えるよりも

お客様の不都合を解消することを考えて行動します。

その結果、大多数の人がなし得ないような成功をおさめます。

 

私のクライアントさんにも、そんな方が何人かおられます。

その業界の一般的な売上の10倍もの額を売り上げる、

言葉通り桁違いの経営者さんたちです。

 

そういう方とお話ししていると、

なにか生まれ持ったものに違いがあるのではないかと感じてしまいます。

 

ビジネスの成功を家づくりに例えるなら、

多くの人が基礎作りに何年も費やすのに対し、

そういう方は、頑丈な基礎をもともと持って生まれてきて、

みんなが基礎を作っている間に城を築いていくようなイメージです。

そんな経営者さんとお話しするたびに、

「自分はまだまだだ」と身の引き締まる思いがします。

 

でも、そんな特別な人でなくても、ビジネスで成功することはできます。

どうすればいいかというと、こつこつと自分を磨いていくんです。

精神的カーストを上げるように努力すればいいんですよね。

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私も、前世で勉強してきたような特別なタイプではないので

日々自分を磨くことを心掛けています。

 

それにしても、私が、普通なら会うことも話すこともできないような

桁違いの経営者さんとお話しできているのは、

本当に税理士という仕事のおかげだなと

日々ありがたく思います。

税理士は私の天職です。

ABOUTこの記事をかいた人

大阪府出身、大阪府立大学卒。一般企業勤務後、父親が経営する会社に後継者候補として転職するも、父親が税理士のアドバイスに従って経営改善をした結果、状況がみるみる悪化していくのを目の当たりにし、会社の解散を提案。 経営税理士が経営に関しては素人と知って愕然とし、必死で会社を支えている社長を経営面からサポートできる税理士を目指し、税理士資格を取得。 その後、税理士として多くの経営者と付き合う中で、「成功する社長の考え方」を知る。 また、ランチェスター経営の第一人者、竹田陽一氏に師事。「大企業にできない中小企業ならではの戦略」を学ぶ。 現在は「中小企業の社長と従業員とその家族が幸せになれば、世の中が幸せになる」を合言葉に、クライアントの売り上げ向上と税金対策に携わっている。