こんにちは。税理士の堀です。
私は職業柄、いろんな経営者さんにお会いする機会がありますが、
成功されている方のビジネスに対する考え方って、とてもシンプルです。
彼らにとってビジネスの目的は、お客さんの不都合を解消することなんです。
お金儲けは、そのための手段という位置付けなんですよね。
お金がなければ会社が成り立たず、お客さんの不都合を解消することができなくなるから、
手段としてお金儲けをする。
結果、お客さんも自社も幸せになる。そういう思考回路です。
そんな彼らのビジネスの基本的な判断基準は、
「それがお客さんの喜びにつながるのか?」というただ一点で、
どれだけ利益が出るかとかは二の次です。
シンプルですよね。
だからお客様活動に全力で取り組めるんです。
結果、お客さんに支持され、仕事がどんどん増えて、利益が増加します。
一方、うまくいかないとおっしゃる経営者さんは、
この「目的」と「手段」が逆になっていることがよくあります。
お金儲けを目的とし、そのための手段としてビジネスをしているんですよね。
そうすると、経営はとたんに複雑になります。
できるだけ儲けることが目的ですから、数字を見ることに多くの力を使い
お客様活動が二の次になります。
結果、お客様に選ばれなくなり、仕事が減って、利益も減少していってしまうんです。
中小企業は、社長の決断ひとつで簡単に業績が変わります。
お客さんの不都合を解消することを目的とした、シンプルな経営は強い。
いろんな会社さんを見ていて、つくづくそう思います。
この、目的と手段について、もう少しお話ししますね。