こんにちは。税理士の堀です。
前回の記事の続きです。
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手段という位置づけのものは、楽しみにつながりにくいです。
例えば、勉強のことを考えてもらったらわかりやすいんですけど、
学んでいることに興味を持ち、もっと知りたくて勉強するのは楽しいですよね。
でも、受験のためにしかたなく勉強するのって、全然楽しくない。
私は、いまは歴史って面白いなあとよく思うんですけど、
学生時代は日本史や世界史の勉強が嫌いでした。
出来事や人物に興味をもったりする以前に、とにかく試験のために
暗記をしなければならなかったからです。
つまり、勉強それ自体が目的なら楽しいけれど、
受験などのための手段にすぎないなら、その時間は苦痛なものになるんです。
苦痛なものは、できるだけ避けたくなるし、続きません。
受験のために無理やり勉強した結果、すっかり勉強が嫌いになって
その後の人生ではまったく勉強しなくなる人、たくさんいますよね。
ビジネスも、同じなんですよね。
お客さんの不都合を解消して、お客さんが幸せになるということを目的にしていたら
結果的に自分もスタッフも幸せになって、ビジネスは楽しいと思えるようになります。
ますます熱心に取り組みますし、失敗してもめげません。
ところが、お金儲けを目的としてビジネスをしていると、
ビジネスは次第に苦痛になり、続かなくなります。
お金を儲けるという目的が達成されている間はなんとか続いても、
ちょっとうまくいかなくなると、苦痛になります。
苦痛だから、向き合うべきところから目をそらしたりして
経営がどんどん悪化していく。
そんな状況に陥る方がたくさんおられます。
だから、何を目的としてビジネスをするのかは、とても大事なんです。
お客さんの不都合を解消して、喜んでもらうことを目的にビジネスをしていたら、
結果的にお金も儲かります。
それも、お金儲けを目的としていたときよりもはるかに大きな額が流れ込んできます。
税理士として多くの会社さんに関わってきた経験からいって、
事実として、そうなんです。
こういうことをお話しすると、
「きれいごとだ」と言われることがあります。
でも、、、
実際私がこれまでお会いしてきた成功している社長さんは、
ビジネスの目的をそんな風に考えておられる方ばかりです。
ビジネス成功の秘訣は、これしかないと思います。
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