お客様は神様か?

こんにちは。税理士の堀です。

 

「お客様は神様」という言葉がありますよね。

もともとは三波春夫さんがおっしゃって、

今では多くの人が使うようになったこの言葉について、

今回はお話ししたいと思います。

 

私自身は、クライアントさんのことを神様と思ってはいないんです。

 

クライアントさんは、一緒にビジネスを学んでいく仲間だと思っています。

だからお名前も、「◯◯様」とは呼ばないで、「◯◯さん」って呼んでいます。

仲間だからとても大事に思っていますし、このご縁を大切にしたいと思っています。

 

神様って、一般的なイメージでいうと「全知全能」「完全な存在」という感じですよね。

でも、お客さんをそんな存在だと思っていると、うまくいきません。

お客さんは、血の通った生身の人間です。

調子がいいときも悪いときもあるし、どう考えても不合理な選択をすることもあります。

伝統的な経済学では、人は必ず合理的に動くと考えられていますが、

そんなことはないんですよね。

私だってそうです。いつでも合理的に振る舞えるなんて、そんなわけありません。

 

だから、お客様は神様だと言って、変に自分と隔てて考えないほうがいい。

同じ生身の、豊かな感情を持った人間だと思って接することが大切です。

 

お客さんは自分より上の存在でもなければ、

こちらが都合よく操作できるような存在でもありません。

お客さんと、同じ人間同士大切にし合える関係をつくれたら

経営はうまくいくと私は思っています。

ABOUTこの記事をかいた人

大阪府出身、大阪府立大学卒。一般企業勤務後、父親が経営する会社に後継者候補として転職するも、父親が税理士のアドバイスに従って経営改善をした結果、状況がみるみる悪化していくのを目の当たりにし、会社の解散を提案。 経営税理士が経営に関しては素人と知って愕然とし、必死で会社を支えている社長を経営面からサポートできる税理士を目指し、税理士資格を取得。 その後、税理士として多くの経営者と付き合う中で、「成功する社長の考え方」を知る。 また、ランチェスター経営の第一人者、竹田陽一氏に師事。「大企業にできない中小企業ならではの戦略」を学ぶ。 現在は「中小企業の社長と従業員とその家族が幸せになれば、世の中が幸せになる」を合言葉に、クライアントの売り上げ向上と税金対策に携わっている。