こんにちは。税理士の堀です。
「お客様は神様」という言葉がありますよね。
もともとは三波春夫さんがおっしゃって、
今では多くの人が使うようになったこの言葉について、
今回はお話ししたいと思います。
私自身は、クライアントさんのことを神様と思ってはいないんです。
クライアントさんは、一緒にビジネスを学んでいく仲間だと思っています。
だからお名前も、「◯◯様」とは呼ばないで、「◯◯さん」って呼んでいます。
仲間だからとても大事に思っていますし、このご縁を大切にしたいと思っています。
神様って、一般的なイメージでいうと「全知全能」「完全な存在」という感じですよね。
でも、お客さんをそんな存在だと思っていると、うまくいきません。
お客さんは、血の通った生身の人間です。
調子がいいときも悪いときもあるし、どう考えても不合理な選択をすることもあります。
伝統的な経済学では、人は必ず合理的に動くと考えられていますが、
そんなことはないんですよね。
私だってそうです。いつでも合理的に振る舞えるなんて、そんなわけありません。
だから、お客様は神様だと言って、変に自分と隔てて考えないほうがいい。
同じ生身の、豊かな感情を持った人間だと思って接することが大切です。
お客さんは自分より上の存在でもなければ、
こちらが都合よく操作できるような存在でもありません。
お客さんと、同じ人間同士大切にし合える関係をつくれたら
経営はうまくいくと私は思っています。