経営がうまくいく方法【4】経費を減らすと◯◯も減る!?

こんにちは。税理士の堀です。

さて、今日は、経費削減についてお話ししたいと思います。

経費削減って、経営者にとってはいい響きです。
できるだけ無駄な費用は減らして、そのぶん利益を増やせたら
うれしいですよね。
私も、スタッフを抱える経営者の身ですので、よくわかります。

でも私は、何度もお伝えしていますが
中小企業は経費削減は気にしなくていい
と考えています。

ここで考えてみてほしいんですけど、
経費ってそもそもなんでしょう?
辞書で調べると「ある事をするのに必要な費用」と出てきます。

つまり経費というのは、
事業を営んでいくうえで必要だから使っている費用なんです。
(必要でない費用なら、そもそも経費とは認められませんよね。)

中小企業にとって、事業を営んでいくとは、売上をつくることそのものです。
ということは、経費を削ると、必要な費用がなくなるわけですから
売上も下がって当たり前なんです。

もちろん、あきらかに無駄な経費を大量に使っていたら別ですよ。
相場の2倍の値段で、使う予定のないものを大量に仕入れているとか(笑)。

でも、そんなこと現実にありえませんよね?

中小企業は社内の様子がよくわかるので
あきらかに無駄な経費というのは発生しづらいんです。
必要があって使っているものがほとんどです。

これまでいろんな中小企業を見てきましたが、
経費を削ると売上も減ってしまうケースがとても多いんですよ。

だから、中小企業がむやみやたらに経費を削減しようとするのは
逆効果でしかないと思います。

 

経費削減の話、もうすこし続きます。
次回も読んでみてくださいね。

経営がうまくいく方法【5】中小企業は自転車と同じ!

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大阪府出身、大阪府立大学卒。一般企業勤務後、父親が経営する会社に後継者候補として転職するも、父親が税理士のアドバイスに従って経営改善をした結果、状況がみるみる悪化していくのを目の当たりにし、会社の解散を提案。 経営税理士が経営に関しては素人と知って愕然とし、必死で会社を支えている社長を経営面からサポートできる税理士を目指し、税理士資格を取得。 その後、税理士として多くの経営者と付き合う中で、「成功する社長の考え方」を知る。 また、ランチェスター経営の第一人者、竹田陽一氏に師事。「大企業にできない中小企業ならではの戦略」を学ぶ。 現在は「中小企業の社長と従業員とその家族が幸せになれば、世の中が幸せになる」を合言葉に、クライアントの売り上げ向上と税金対策に携わっている。