こんにちは。税理士の堀です。
さて、今日は、経費削減についてお話ししたいと思います。
経費削減って、経営者にとってはいい響きです。
できるだけ無駄な費用は減らして、そのぶん利益を増やせたら
うれしいですよね。
私も、スタッフを抱える経営者の身ですので、よくわかります。
でも私は、何度もお伝えしていますが
中小企業は経費削減は気にしなくていい
と考えています。
ここで考えてみてほしいんですけど、
経費ってそもそもなんでしょう?
辞書で調べると「ある事をするのに必要な費用」と出てきます。
つまり経費というのは、
事業を営んでいくうえで必要だから使っている費用なんです。
(必要でない費用なら、そもそも経費とは認められませんよね。)
中小企業にとって、事業を営んでいくとは、売上をつくることそのものです。
ということは、経費を削ると、必要な費用がなくなるわけですから
売上も下がって当たり前なんです。
もちろん、あきらかに無駄な経費を大量に使っていたら別ですよ。
相場の2倍の値段で、使う予定のないものを大量に仕入れているとか(笑)。
でも、そんなこと現実にありえませんよね?
中小企業は社内の様子がよくわかるので
あきらかに無駄な経費というのは発生しづらいんです。
必要があって使っているものがほとんどです。
これまでいろんな中小企業を見てきましたが、
経費を削ると売上も減ってしまうケースがとても多いんですよ。
だから、中小企業がむやみやたらに経費を削減しようとするのは
逆効果でしかないと思います。
経費削減の話、もうすこし続きます。
次回も読んでみてくださいね。