こんにちは、税理士の堀です。
前回の記事では、
中小企業にとってもっとも大切なのは売上をつくることであり、
経営をうまくいかせるには
それに集中する必要がある
という話をしました。
【関連記事】経営がうまくいく方法【1】事業をするうえでいちばん大切なこと
今日も引き続き、売上を作ることについて話していきますね。
さて、
会社にはいろんな仕事があります。
何かを仕入れたり、伝票を入力したり、お店で販売したり…
どれも大切な仕事です。
そして、それにはお金が必要です。
仕入先に代金を支払ったり、
事務処理をする従業員さんを雇ったり、
お店の家賃を払ったり、販売員さんを雇ったり…。
では、そのお金はどこからやってくるんでしょうか?
会社の通帳から?
では、その通帳に振り込まれるお金は、どこからやってくるんでしょう?
言うまでもなく、さまざまな経費は、
お客様が商品やサービスを買ってくれることによってあがる
売上から支払われています。
ここが大事です。
当たり前すぎて、意識しなくなりがちですが、
会社をやっていくためのお金=売上は、お客様からしか出てこないんです。
お客様に買ってもらってはじめて、経営ができるんです。
ということは、
経営のもっとも大切な力を注ぐべきところは、
売上を作ること。
すなわち、
お客様を作り出して、そのお客様を維持するということなんです。
それができなければ、中小企業はあっという間に命が尽きてしまいます。
私は職業柄、いろんな会社の社長さんとお会いします。
経営分析をすることに一生懸命になったり
経費削減に必死になる社長さんをたくさん見てきました。
みなさん、会社をよくしようと努力されているのはとてもよくわかるのですが…
でも、そんなことに社長の力を使うぐらいなら
いかにお客様を沢山つくって、維持するかっていうところに
使ってほしいなと思います。
中小企業が、お客様を作りそれを維持するには、
どうしたって社長の力が必要です。
大事な、売上をつくるための力を、
他のことに使っている余裕はありません。
売上につながらない、内部的なことに一生懸命になっているうちに
うまくいかなくなってしまうケースは
とても多いんですよ。
長くなってきたので、次回に続きます。