社長のすべきことは、会計の勉強ではない!

こんにちは。税理士の堀です。

 

経営者向けの本に、よく

「会社を経営していくには、簿記がわかっていないといけない」

「決算書の内容をきちんと理解できていなければならない」

と書いてあったりしますよね。

それで簿記会計を勉強しようとして、苦労されている社長さんにお会いすることがあります。

 

でも、簿記って、慣れるまで難しいですよね。

 

私はいつも、うちのクライアントさんには、簿記は勉強しなくていいよって言っています。

「それは私たちの仕事だから、丸投げしてもらって大丈夫。

社長は社長にしかできない仕事をしてください」

とお伝えしてます。

 

中小企業の社長は、簿記の勉強をするんじゃなくて、

それに使う時間や費用をお客様の為に使ってほしいんです。

 

中小企業の社長にとっていちばん簡単な損益計算書は、通帳です。

通帳にいくらお金が入ってきていて、いくら出ていくか、それがわかっていればほとんど大丈夫です。

多くの社長さんは、私が言うまでもなく、すでに頭の中でそういうことを計算しながら経営しておられるのではないでしょうか?

 

それで十分です。

改めて簿記会計を勉強することに時間を使う必要はありません。

 

そういうのは私たちの専門分野ですから、安心してまかせてください。

社長さんは、なによりもお客さんのことを考えてくださいね。

 

ABOUTこの記事をかいた人

大阪府出身、大阪府立大学卒。一般企業勤務後、父親が経営する会社に後継者候補として転職するも、父親が税理士のアドバイスに従って経営改善をした結果、状況がみるみる悪化していくのを目の当たりにし、会社の解散を提案。 経営税理士が経営に関しては素人と知って愕然とし、必死で会社を支えている社長を経営面からサポートできる税理士を目指し、税理士資格を取得。 その後、税理士として多くの経営者と付き合う中で、「成功する社長の考え方」を知る。 また、ランチェスター経営の第一人者、竹田陽一氏に師事。「大企業にできない中小企業ならではの戦略」を学ぶ。 現在は「中小企業の社長と従業員とその家族が幸せになれば、世の中が幸せになる」を合言葉に、クライアントの売り上げ向上と税金対策に携わっている。