こんにちは。税理士の堀です。
経営者向けの本に、よく
「会社を経営していくには、簿記がわかっていないといけない」
「決算書の内容をきちんと理解できていなければならない」
と書いてあったりしますよね。
それで簿記会計を勉強しようとして、苦労されている社長さんにお会いすることがあります。
でも、簿記って、慣れるまで難しいですよね。
私はいつも、うちのクライアントさんには、簿記は勉強しなくていいよって言っています。
「それは私たちの仕事だから、丸投げしてもらって大丈夫。
社長は社長にしかできない仕事をしてください」
とお伝えしてます。
中小企業の社長は、簿記の勉強をするんじゃなくて、
それに使う時間や費用をお客様の為に使ってほしいんです。
中小企業の社長にとっていちばん簡単な損益計算書は、通帳です。
通帳にいくらお金が入ってきていて、いくら出ていくか、それがわかっていればほとんど大丈夫です。
多くの社長さんは、私が言うまでもなく、すでに頭の中でそういうことを計算しながら経営しておられるのではないでしょうか?
それで十分です。
改めて簿記会計を勉強することに時間を使う必要はありません。
そういうのは私たちの専門分野ですから、安心してまかせてください。
社長さんは、なによりもお客さんのことを考えてくださいね。