会社の仕組みづくり【1】「自分がやるほうが早い」は間違い

こんにちは。税理士の堀です。

 

創業してまもない会社は、社長ひとりがすべての仕事を担当していることが多いですよね。

営業も、経理も、その他の仕事も全部社長がするわけです。

 

しかし、ある程度軌道にのってきたら、分業することが必要です。

会社を発展させるためには、すべてを自分でやらず

分業の仕組みを作ることが不可欠なんです。

 

たまに、すべてを自分でやっておられて、

「忙しい、忙しい」が口癖の社長さんがおられます。

でもそれで儲かっているかというと……そうではない。

 

そういう社長さんは、従業員さんを新たに雇うか、

今おられる従業員さんの担当業務を見直してみるといいかもしれません。

そのほうが、生産性が上がってうまくいくことが多いからです。

 

こういうことをいうと、

「でも、従業員さんにやってもらうと、私の何倍も時間がかかります。

私がやるほうがよっぽど早いです!」

と反論されることがあります。

 

だけど、考えてみてください。

ほかの人でもできる仕事がある一方で、

社長しかできない仕事、社長が圧倒的に得意な仕事ってありますよね。

そちらに時間と労力をかけるほうが

生産性が高くなると思いませんか?

 

そうはいっても…と納得できない方のために、

実際に簡単な計算をしてみますね。

 

長くなるので、次の記事に続きます。

 

⇒ 会社の仕組みづくり【2】分業で生産性が上がる

ABOUTこの記事をかいた人

大阪府出身、大阪府立大学卒。一般企業勤務後、父親が経営する会社に後継者候補として転職するも、父親が税理士のアドバイスに従って経営改善をした結果、状況がみるみる悪化していくのを目の当たりにし、会社の解散を提案。 経営税理士が経営に関しては素人と知って愕然とし、必死で会社を支えている社長を経営面からサポートできる税理士を目指し、税理士資格を取得。 その後、税理士として多くの経営者と付き合う中で、「成功する社長の考え方」を知る。 また、ランチェスター経営の第一人者、竹田陽一氏に師事。「大企業にできない中小企業ならではの戦略」を学ぶ。 現在は「中小企業の社長と従業員とその家族が幸せになれば、世の中が幸せになる」を合言葉に、クライアントの売り上げ向上と税金対策に携わっている。