社長は数字を見なくていい!?【3】 日本と欧米の経営の違い

こんにちは。税理士の堀です。

 

さて、私は会計中心の経営は中小企業には向かないと考えているわけですが、

今回はそれを、日本と欧米の経営の違いという点からお話ししたいと思います。

 

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簿記会計とか経営分析というのは、欧米で発達し、日本に入ってきました。

日本としては、経済面でずっと先を行っている欧米のやり方を真似したい。

それで会計が重視されるようになったんじゃないかと思います。

 

でも、ここで問題になってくるのは、

もともと経営に対する考え方が、日本と欧米では違うっていうことなんです。

 

たとえば、アメリカなんかでは、

短期間に利益を最大化するということが重視されているように思います。

そして、会社を高値で売却して多額のお金を手に入れることが、ひとつの理想形になっている。

会社を売って何億も手に入れたって話、よく聞きませんか?

まさにアメリカンドリームというところでしょうか。

 

でも、日本の経営って少し違いますよね。

多くの社長さんは、自分の会社を売るということは、基本的に考えていない。

自分の会社は我が子も同然に思っておられることが多いです。

会社を育てていって、できるなら永続的に繁栄させたい。

そう思っている社長さんが多数派ではないでしょうか。

当然、短期間で利益をあげて会社の評価を高くし、売却する…ということは考えないわけです。

 

このように、日本と欧米とでは、そもそも経営に対する考え方が違います。

それなのに、経営手法だけを日本にとりいれても、なかなかうまくはいかない。

私はそう思います。

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大阪府出身、大阪府立大学卒。一般企業勤務後、父親が経営する会社に後継者候補として転職するも、父親が税理士のアドバイスに従って経営改善をした結果、状況がみるみる悪化していくのを目の当たりにし、会社の解散を提案。 経営税理士が経営に関しては素人と知って愕然とし、必死で会社を支えている社長を経営面からサポートできる税理士を目指し、税理士資格を取得。 その後、税理士として多くの経営者と付き合う中で、「成功する社長の考え方」を知る。 また、ランチェスター経営の第一人者、竹田陽一氏に師事。「大企業にできない中小企業ならではの戦略」を学ぶ。 現在は「中小企業の社長と従業員とその家族が幸せになれば、世の中が幸せになる」を合言葉に、クライアントの売り上げ向上と税金対策に携わっている。