■ランチェスター法則をご存知ですか?
ランチェスター法則とは、企業を市場占有率をもとに「強者」と「弱者」に分け、
それぞれがとるべき経営戦略を明らかにしたものです。
「強者」「弱者」とは刺激的な言葉ではありますが、大企業と中小企業の差をこれ以上
ないほどわかりやすく表しているのではないでしょうか。
ランチェスター法則を学ぶことで、「弱者」である中小企業がどう経営すればよいのか
がわかるようになります。
■ランチェスター法則 Q&A
Q.ランチェスター法則について詳しく教えてください。
もともとは、「戦闘における力関係はどのようにして決まるか」を示した軍事的法則です。
イギリスの自動車工学・航空工学のエンジニア、F・ランチェスターが、第1次世界大戦の
勃発に刺激を受け1914年に発表。第2次世界大戦においてアメリカで応用され、大きな
成果をあげました。
法則は、以下の2つから成り立ちます。
第1法則 攻撃力=兵力数×武器性能(質)
第2法則 攻撃力=兵力数の2乗×武器性能(質)
これがのちに、経営に応用され、経営には2種類の戦略があることを明らかにしました。
大企業が用いるべき「強者の戦略」と、中小企業が用いるべき「弱者の戦略」です。
「弱者の戦略」では、競合と接近戦・一対一で勝負できる状況にもっていくことが
ポイントとなります。
これが、ランチェスター法則のもっとも基本であり重要な部分です。
Q.他の経営手法と違う特徴はなんですか?
多くの経営手法は、大企業のやり方=正しいものという前提で考えられています。
しかし、大企業と中小企業では、資金力、マンパワー、あらゆる面で大きな差があります。
大企業の経営手法は、中小企業ではほとんど役に立ちません。
それらとは反対に、ランチェスター戦略は、大きな差があるということを大前提に
しています。中小企業がどう経営していったらよいかを論理的に示し、誰でも取り組める
ような内容になっています。
Q.どんな業種でも効果はあるのですか?
どの業種においても有効です。
弊社のお客様はもちろん、さまざまな業界で成果を生んでいます。
(→Q.ランチェスター法則を取り入れた有名な企業はありますか?)
Q.どうやって学べばよいのですか?
弊社のセミナーにご参加いただくのが、まずはおすすめです。
参加いただくのが難しい方は、竹田陽一先生の教材を購入されるのもよいと思います。
ただ、自分ひとりではなく他の人とともに学ぶほうが、圧倒的に成果につながりやすい
ですよ。
Q.本当に効果はあるのですか?その根拠はなんですか?
弊社のお客様や著名な企業含め、多くの企業でランチェスター法則を活かした経営が
用いられ、成果につながっています。
(→Q.ランチェスター法則を取り入れた有名な企業はありますか?)
ただ、なにごともそうですが、経営者自身が本気になって取り組まない限り、
結果にはつながりません。
真剣に取り組めば、必ず成果につながります。
Q.ランチェスター法則を取り入れた有名な企業はありますか?
創業期の「ソフトバンク」、旅行会社「H.I.S」、「アサヒビール」、「セブン・
イレブン」、「タリーズ」創業者などが、このランチェスター法則を導入したと
公言しています。
【参考文献】
竹田 陽一、栢野 克己(2002)
「小さな会社・儲けのルール―ランチェスター経営7つの成功戦略」フォレスト出版